
不動産会社のSNS集客術|ムリなく運用できるコツや成功事例を紹介
「集客にSNSを活用したいけれど方法が分からない」
「SNSを運用しているけれど反響につながらない」
このような悩みを持つ不動産会社も多いのではないでしょうか。
本記事では、不動産会社がSNSで成功するための「運用ノウハウ」や「最新事例」などを解説します。これを読めば、貴社の集客力を一段階アップさせるヒントが見つかるはずです。
目次[非表示]
- 1.不動産会社がSNSを活用するメリット
- 2.不動産会社による3つのSNSアプローチ法
- 2.1.情報発信(オーガニック運用):信頼とブランドを積み上げる「資産」
- 2.2.SNS広告(ターゲティング活用):「欲しい層」へダイレクトに届ける即効薬
- 2.3.SNSキャンペーン:拡散力を味方につけ「認知」を爆発させる
- 3.不動産会社の集客で活用すべき4大SNS
- 3.1.【Instagram】リールで「疑似内見」体験を。保存数が集客の鍵
- 3.2.【TikTok】若年層を掴む「爆発力」と「エンタメ性」
- 3.3.【YouTube】深い知識と解説で「信頼」を勝ち取る
- 3.4.【X(旧Twitter)】「本音」と「人柄」で信頼を拡散する
- 4.不動産会社がSNSを「ムリなく」運用するコツ
- 4.1.まずは「誰に来てほしいか」を決める
- 4.2.自社に合ったSNSを絞り込む
- 4.3.「物件情報」より「人間味」を売る
- 4.4.飾らない雰囲気を武器にする
- 5.「不動産業界のSNS集客」成功事例
- 6.SNS×不動産連合隊で、集客の「勝ちパターン」を構築しよう!
- 7.不動産会社のSNS集客でよくある質問
不動産会社がSNSを活用するメリット

不動産会社の集客において、SNSは単なる告知ツールではなく、「新たな顧客接点を生む手段」です。ここでは、SNS運用によって得られる3つのメリットをご紹介します。
「将来の見込み客」にいち早くアプローチできる
不動産の見込み客は大きく、今すぐ物件を探したい「顕在層」と、いつか物件を探したい「潜在層」に分かれます。
顕在層 | 潜在層 |
ニーズが明確で、今すぐに行動を起こそうとしている人 例) 「来月の転勤が決まったので部屋を探したい」 「子供が生まれるので家を買いたい」 | ニーズが曖昧で、今すぐの行動を考えていない人 例) 「いつかはマイホームが欲しい」 「もっと良い部屋があれば見てみたい」 |
ポータルサイトのターゲットは「顕在層」ですが、SNSは「潜在層」中心です。競合他社がアプローチできていない段階で接点を持てば、物件探しのタイミングで「一番最初に思い出してもらえる存在」になります。
「エリア×ニーズ」で集客できる
とくに、地域密着の不動産会社とSNSは相性が良いといえます。理由は「エリア」と「ニーズ」を絞って、手軽に情報発信できるからです。
たとえば、「#〇〇区 賃貸」「#〇〇駅 一人暮らし」といった、エリアとニーズを掛け合わせたハッシュタグを活用してみましょう。そのエリアで物件を探しているユーザーへ、ピンポイントで情報を届けられます。
ファン化・リピートにつながる
SNS集客で成功している不動産会社は、「YouTubeやInstagramを見て、〇〇さんにお願いしたいと思った」という指名客を獲得しているケースも多いです。SNSでスタッフの人柄や知識を発信することで、会う前から信頼感を得やすくなります。
また、一度契約するとお客様と疎遠になりがちな不動産業界ですが、SNSなら緩やかにつながり続けることが可能です。これにより、「次の引越しのときもまたこの不動産会社で」というリピーターを生み出せます。顧客生涯価値(LTV)を高める上で、SNSは欠かせないツールと言えるでしょう。
不動産会社による3つのSNSアプローチ法

一口に「不動産会社のSNS運用」といっても、その手法は大きく3つに分かれます。それぞれの特徴を理解し、目的や予算に合わせて最適な手法を選びましょう。
情報発信(オーガニック運用):信頼とブランドを積み上げる「資産」
自社アカウントで継続的に投稿を行う、最も基本となる手法です。
広告費をかけずに始められる反面、フォロワーを増やし信頼を獲得するまでには時間を要します。
成功の鍵は、単なる物件情報の羅列で終わらせないことです。「スタッフの人柄」や「地域特有のマニアックな情報」など、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信し続けることで、ファンが生まれます。ここで築いた顧客との信頼関係は、長期的な貴社の「資産」となります。
SNS広告(ターゲティング活用):「欲しい層」へダイレクトに届ける即効薬
新生活シーズンなどの繁忙期に、短期間で認知を広げたい場合は「SNS広告」が有効です。
InstagramやX(旧Twitter)などの広告機能は、精度の高いターゲティングが可能です。たとえば、「拠点から半径3km以内に住む20~30代」といったように、エリアと属性をピンポイントで指定して情報を届けられます。
まずは少額の予算でテスト運用を行い、反応の良いコンテンツ(画像や動画)を見極めながら、徐々に予算を増やしていくと費用対効果が高まりやすいです。
SNSキャンペーン:拡散力を味方につけ「認知」を爆発させる
「フォロー&リポスト」などのユーザー参加型企画を実施し、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を誘発させる手法です。貴社をまだ知らない「潜在層」に情報を拡散させ、将来の見込み客と接点を作るのに適しています。
【不動産会社のキャンペーン企画例】
ターゲット | 参加条件 | 特典 |
新生活検討層 | 公式アカウントをフォロー&リポスト | Amazonギフト券 |
学生・単身者 | 指定ハッシュタグをつけて投稿 | 人気の家電 |
地域住民 | 「#〇〇区」のおすすめスポット投稿 | 地元飲食店の食事券 |
SNSキャンペーンは効果が高い反面、応募者の集計や抽選、当選連絡などの事務作業が膨大になりがちです。知見やリソースが不足している場合は、これらの作業を自動化・効率化できるSNSキャンペーンツールの導入をおすすめします。
・主な機能:応募者リスト化、自動抽選、当選DMの一斉送信、効果測定など
・代表的なツール:ATELU(アテル)、キャンつく、echoes(エコーズ)など
不動産会社の集客で活用すべき4大SNS

「どのSNSを選ぶべきか」は、多くの不動産会社が抱える悩みです。それぞれのプラットフォームには明確な「得意分野」と「ユーザー層」があります。貴社のターゲットや物件種別(賃貸や売買など)に合わせて、最適なSNSを選ぶことが集客成功への第一歩です。
【不動産会社の集客で活用したいSNS】
SNS | 主なターゲット | 特徴 |
20~30代 | 【ビジュアル・ファン化】 写真や動画などの視覚情報で世界観を伝え、ファン化を促すのが得意 | |
TikTok | 10~20代 | 【認知拡大・爆発力】 インパクトのあるショート動画がメイン。フォロワーが少なくても拡散(バズ)が狙える |
YouTube | 全世代 | 【理解・信頼構築】 長尺動画で物件の詳細や専門知識を深く解説でき、検討度の高い層へアプローチできる |
X (旧Twitter) | 20~40代 | 【拡散・リアルタイム】 「リポスト」による高い拡散力が期待できる。「中の人」の発信に向く |
※LINEは、新規集客よりも追客・クロージングのためのSNSという性格が強いです。
それぞれのSNSの特徴を不動産実務に当てはめると、以下のような活用方法が考えられます。
【Instagram】リールで「疑似内見」体験を。保存数が集客の鍵
Instagramは、「賃貸」や「リノベーション物件」などと相性の良いプラットフォームです。「フィード投稿(写真)」によるカタログ的な美しさと、「リール(縦型動画)」によるリアルな臨場感の両方を訴求できるのが強みです。
また、Instagramには「保存機能」があり、お気に入りのコンテンツをコレクションするユーザーもいます。「あとで見返したくなる投稿」を目指すことが、フォロワー増と問い合わせへの近道です。
▼不動産会社のInstagram活用例
・雑誌風マガジン投稿:画像に「ライフスタイルを提案するキャッチコピー」を入れ、雑誌をめくる感覚で読ませる。
・爆速ルームツアー:冒頭一気に引き込み、スピード感のある編集で飽きさせずに部屋全体を見せる。
・憧れ醸成カタログ:リノベーション後の美しい写真を作品集のように並べ、ユーザーの「住まいへの憧れ」を最大化する。
【TikTok】若年層を掴む「爆発力」と「エンタメ性」
TikTokは、Instagramと同じ縦型動画ですが、決定的な違いは「拡散力(バズる可能性)」です。独自のアルゴリズムにより、フォロワーが少なくてもコンテンツが面白ければ大勢の目に留まるチャンスがあります。
メイン層である10〜20代の感性に刺さるよう、「冒頭のインパクト」と「エンターテインメント性」を最優先した企画作りが求められます。
▼不動産会社のTikTok活用例
・引きの強いタイトル:「日本一〇〇な部屋」「家賃〇万円の極狭物件」など、続きが気になるタイトルで指を止めさせる。
・リズム感のある編集:軽快な音楽やテンポの良いナレーションを乗せ、最後まで飽きさせずに見せる。
・「エモい」昭和レトロ物件:若者には新鮮に映る「築古の渋い物件」や「和式トイレ」などをあえて紹介する。
【YouTube】深い知識と解説で「信頼」を勝ち取る
YouTubeは、学生からシニアまで幅広い層が利用するため、単身賃貸から実需の売買、投資物件まであらゆるターゲットにアプローチ可能です。
InstagramやTikTokなどが「感覚」なら、YouTubeは「理解・納得」のメディアと言えるでしょう。長尺動画でじっくり解説できるため、プロとしての知見や人柄を伝えやすく、高額商材に必要な「信頼獲得」に直結します。ただし、最近はショート動画を入り口にするのがトレンドです。
▼不動産会社のYouTube活用例
・業界の裏側やノウハウ解説:「住宅ローン審査の必勝法」「手を出してはいけない物件」など、プロの知見を惜しみなく公開する。
・投資や市況の深掘り:投資家に向けた市況分析や税金対策など、テキストでは難しい内容を噛み砕いて解説する。
・劇的ビフォーアフター:リノベーション前(Before)と完成後(After)を比較映像で見せ、自社の技術力を視覚的に証明する。
【X(旧Twitter)】「本音」と「人柄」で信頼を拡散する
Xは、テキストベースならではの「リアルタイム性」と、圧倒的な「拡散力」を持つSNSです。Xのユーザーは広告を嫌う傾向があるため、宣伝アカウントではなく、社長やスタッフなど「中の人」の顔が見える運用で人間味を出すことが効果的です。
また、X上のユーザーは情報感度が高いため、メリットだけでなくデメリットも語る「本音の発信」こそが、結果として深い信頼を集めます。
▼不動産会社のX活用例
・プロ視点の「辛口」レビュー:物件のイマイチな点や施工不良などをあえて指摘。「悪いことも隠さず教えてくれる」姿勢が信頼を生む。
・お助けリプライ:「審査に落ちた」「良い部屋がない」などと呟くユーザーへ、営業色のない親切なアドバイスを送る。そこからDM相談や来店に繋げる。
不動産会社がSNSを「ムリなく」運用するコツ

「SNSをやらなきゃいけないのは分かっている!でも、日々の業務で手一杯……」そのような悩みを抱える不動産会社は少なくありません。いきなり完璧を目指すと、本業に支障が出てしまいます。ここでは、これまでSNSをあまり活用してこなかった会社でも、ムリなく成果を出すための運用ポイントを解説します。
まずは「誰に来てほしいか」を決める
本格的な運用を始める前に、「どのようなお客様に出会いたいか(ペルソナ)」を明確にしましょう。ペルソナによって選ぶべきSNSが変わるからです。
・学生や若手社会人(賃貸)ならInstagramやTikTok
理屈よりも「パッと見の印象」が重要です。InstagramやTikTokで、直感的に「お洒落」「楽しそう」と思わせるのが効果的です。
・30代以上のマイホーム購入層(売買)ならYouTube
人生最大の買い物であるマイホームには「信頼」が不可欠です。YouTubeなどでローンの仕組みや税金対策をじっくり解説し、「この不動産会社なら任せられる」という安心感を作りましょう。
自社に合ったSNSを絞り込む
SNSの専任担当者がいない不動産会社が「InstagramもTikTokもYouTubeも……」と、最初から手広くやるのは失敗の元です。強引に運用し始めた結果、更新が止まってしまうと、見込み客に「この会社、大丈夫?」と不安を与え、逆効果になってしまいます。
まずは、設定したターゲットに最も合う「1つのSNS」に絞り込みましょう。そこで運用が軌道に乗ってから、徐々に他のSNSへ広げていくのが「ムリなく続ける」コツです。
「物件情報」より「人間味」を売る
不動産会社のSNSのよくある失敗パターンは、図面や物件写真を機械的に載せて「この物件、買いませんか?」と宣伝してしまうことです。SNSを見ているユーザーは、暇つぶしや楽しい情報を求めています。そこに無機質な売り込みが流れてきても、注目してくれません。
大切なのは、そこでどのような暮らしができるかという「空気感」や、地域密着で活動してきた「スタッフの人間味」です。画面の向こうの相手を楽しませ、まずはファンになってもらうことを最優先しましょう。
飾らない雰囲気を武器にする
「うちはお洒落な動画なんて作れない……」と尻込みする必要はありません。SNSで支持されるのは、作り込まれたコンテンツだけではないからです。ありのままのリアルな姿を打ち出すことで支持されるケースも存在します。
たとえば、飾らない人柄の社長が方言で語りかける物件紹介動画や、地元のお祭りをレポートするだけの素朴な投稿が、予想外の反響を生むことも珍しくありません。
「不動産業界のSNS集客」成功事例

他社の成功事例を知ることは、不動産会社のSNSで成果を出すための近道です。ここでは、実際に反響を獲得している3つの事例をご紹介します。※記事内の登録者数・フォロワー数は2025年12月時点のものです。
【ターゲット特化】スタイリー不動産(Instagram)
株式会社LETが運営するInstagramアカウントです。フォロワー数は約1.2万人を誇ります。成功の要因は、「コンセプトの明確化」にあります。「同棲・一人暮らし◎」「初期費用0円」といったキーワードを前面に出し、金銭的な不安を持つ若年層やカップルにターゲットを絞り込みました。
「ここなら自分の悩みを解決してくれる」という期待感が、濃いフォロワーの獲得につながっています。
【エンタメ化】ゆっくり不動産(YouTube)
住宅ローンテックのiYell株式会社が運営する、登録者数75万人を誇る巨大チャンネルです。「不動産情報は真面目で堅い」という常識を覆し、エンタメとして楽しませることで、圧倒的な認知を獲得しています。
「まるでお城のようなマンション」「迷路のような間取り」など、クセのある物件を合成音声(ゆっくりボイス)で面白おかしく紹介するスタイルが人気です。「令和式ゼロLDKの家」の動画は120万回再生を記録しました。
【キャンペーン】レオパレス21(Instagram)
Instagram公式アカウントをフォローし、投稿に「いいね&コメント」をすると、「グアム往復航空券+宿泊チケット」が当たるというクリスマスキャンペーンを実施し、大反響を呼びました。このように、SNSとプレゼントキャンペーンは非常に相性が良いです。豪華プレゼント企画のみならず、簡素なプレゼント企画であっても、大反響を得ているケースは多数あります。InstagramやXでどのようなSNSキャンペーンが行われているかチェックしてみましょう。
SNS×不動産連合隊で、集客の「勝ちパターン」を構築しよう!

本記事では、不動産会社によるSNS集客のコツや成功事例をご紹介しました。しかし、ここで一つ重要な注意点があります。それは、SNSはあくまで「認知(きっかけ)」を作る入り口に過ぎないということです。
SNSでせっかく興味を持ってもらえても、顕在層の受け皿となる「ポータルサイト」や「自社サイト」の集客力が弱ければ契約数は伸びません。とくに、地域密着の不動産会社は『不動産連合隊』との相性が良いといえます。
▼不動産連合隊が選ばれる理由
・全国30以上の主要地域で「地域特化型ポータル」を展開
・導入実績3,000社超
・賃貸や売買以外の収益物件・テナントの集客も得意
不動産会社のSNS集客でよくある質問
SNSの炎上やアカウント停止を防ぐには?
SNSのトラブルを未然に防ぐためには、担当者任せにせず、社内で明確なガイドラインを作ることが重要です。以下の3点は必ず押さえておきましょう。
・モラルの遵守:他の不動産会社の批判や、特定の個人や地域を貶めるような発言は厳禁です。
・権利関係の確認:他の不動産会社が有する画像の無断転載や、通行人が映り込んだ写真の掲載は、著作権・肖像権の侵害になります。
・不動産広告規制の徹底:SNSの投稿も内容によっては「広告」とみなされます。「おとり広告」の禁止はもちろん、「絶対」「完璧」といった特定用語の使用禁止など、景品表示法・宅建業法のルールが適用されます。
賃貸仲介でSNS集客を最大化するには?
検討期間の短い賃貸仲介において、重要なのは情報の「鮮度」と「量」です。これを意識すると、ショート動画の量産が効果的です。たとえば、TikTokやInstagramを活用するなら、多くのルームツアー動画をリールで投稿し、ユーザーとの接触回数を増やしましょう。
また、「限定感」で囲い込むのも有効です。一般市場にはまだ出していない「未公開物件」や「退去予定の物件情報」を、SNSフォロワー限定で優先的に公開するのも効果的です。
さらに集客力を高めたい場合は、繁忙期に合わせてSNS広告やキャンペーン(例:新生活応援プレゼント企画など)を組み合わせることで、短期間での集客数アップが期待できます。









