不動産会社が実践すべき集客アイデア16選とポイント徹底解説!
不動産会社の集客において「自社にとって効果的な集客方法がわからない」と、悩んでいる経営者や担当者の方がいるのではないでしょうか。
自社に適している集客アイデアを実践することで、継続的な顧客獲得につながります。ただし、それぞれの集客アイデアを理解した上で、最適なものを組み合わせて実践することが大切です。
今回は不動産会社に効果的な集客アイデア16選と、集客を成功させるための活用ポイントを紹介します。自社の売上アップに貢献してくれる可能性があるため、ぜひ参考にしてみてください。
目次[非表示]
- 1.不動産集客の方法は大きく分けて2つ
- 2.不動産集客で効果的なアイデア16選
- 2.1.オフラインで効果的な集客アイデア
- 2.1.1.折込チラシ
- 2.1.2.テレアポ(電話営業)
- 2.1.3.マスメディア広告
- 2.1.4.看板広告
- 2.2.オンラインで効果的な集客アイデア
- 2.2.1.SEO対策(公式サイトやブログなどの自社メディア)
- 2.2.2.MEO対策(Googleビジネスプロフィール)
- 2.2.3.リスティング広告
- 2.2.4.DM(メール)
- 2.2.5.不動産ポータルサイト
- 2.2.6.不動産一括査定サイト
- 3.不動産集客を成功させるための活用ポイント
- 3.1.ターゲットを明確にする
- 3.2.差別化のための強みを作る
- 3.3.自社のイメージアップを行う
- 3.4.オン・オフラインの集客を組み合わせる
- 3.5.最新の物件情報を掲載する
- 3.6.わかりやすい言葉や表現を使う
- 3.7.口コミを参考にする
- 3.8.問合せに対するレスポンスを早くする
- 3.9.定休日や営業時間を工夫する
- 3.10.PDCAサイクルを回す
- 4.不動産集客を成功させて売上アップを目指そう!
不動産集客の方法は大きく分けて2つ
不動産会社に効果的な集客方法は、大きく分けて以下の2つあります。
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オフライン広告とオンライン広告の違いは、インターネット回線利用の有無です。オフライン広告はインターネット回線を利用しないため、ポスティングや折込チラシ、テレアポなどで集客できます。
一方でオンライン広告はインターネット回線の利用ができるため、自社メディアやリスティング広告、不動産ポータルサイトなどで集客が可能です。どちらの集客方法も一長一短なので、オフライン広告とオンライン広告を活用しながら集客していきましょう。
不動産集客で効果的なアイデア16選
今回は不動産集客に効果的な16のアイデアを紹介します。それぞれの集客アイデアをオフラインとオンラインに分けて紹介するので、自社で活用できそうなものを選んでみてください。
オフラインで効果的な集客アイデア
オフラインで効果的な集客アイデアは、以下の9つです。
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それぞれの集客アイデアを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ティッシュ配り
ティッシュ配りは、自社や物件などの広告(紙)をティッシュに入れて配る集客アイデアです。人通りの多い駅前や街中などで配られており、チラシを配るよりも幅広い顧客に受け取ってもらいやすいと言えます。
ティッシュ配りの「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
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反応率 |
0.1%~0.2% |
折込チラシ
折込チラシは、新聞に広告を折り込んで集客するアイデアです。新聞以外にも、フリーペーパーや広報誌などの雑誌へ広告を折り込むこともできます。新聞や雑誌を読んでいる幅広い年齢層の顧客に向けて、アピールすることが可能です。
折込チラシの「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
1枚あたりの制作費:3円~20円 |
反応率 |
0.01~0.3% |
DM送付(紙)
DM(ダイレクトメール)送付は、顧客に対して紙の広告を直接的に送付できる集客アイデアです。購入意欲の高い顧客に送付することで、成約率アップに期待できるでしょう。顧客ごとに内容を変更して送付できるのも強みです。
折込チラシの「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
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反応率 |
0.1~15% |
テレアポ(電話営業)
テレアポは、顧客リストを元に電話で営業する集客アイデアです。顧客の反応に合わせた営業が行えるため、そのまま成約につながるケースもあります。1日に数十〜数百件という数をこなす必要があるものの、多くの人にアプローチできるでしょう。
テレアポの「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
【テレアポ代行の場合】
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反応率 |
0.1~10% |
マスメディア広告
マスメディア広告は、テレビCM・ラジオ・雑誌・新聞という4大マスメディアへ広告を出す集客アイデアです。広告のなかでは最も大きな影響力を持ち、幅広い層にアプローチして反響を得られるのが強みだと言えます。
マスメディア広告の「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
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反応率 |
効果測定が困難 |
看板広告
看板広告は、自社や物件情報などを看板でアピールする集客アイデアです。近隣住民や通行人にアピールでき、オンライン広告では集客できない層への宣伝効果も期待できます。近年ではディスプレイ等を利用したデジタルサイネージ(電子看板)により、より多くの情報を表示させることが可能になりました。
看板広告の「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
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反応率 |
効果測定が困難 |
イベント・セミナー告知
イベント・セミナー告知は、自社や他社が開催する不動産関連のイベントやセミナーでアピールする集客アイデアです。参加者が必要としている情報を提供することで、自社の信頼度や成約率などの向上につながります。
イベント・セミナー告知の「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
【自社で開催する場合】
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反応率 |
申込数の60~70% |
口コミ・紹介
口コミ・紹介は、新規顧客を獲得するために効果的な集客アイデアです。既存顧客からの口コミや紹介は一般的な広告よりも信頼性が高めなので、新規顧客の獲得に役立つでしょう。また口コミや紹介で好感を持っている新規顧客は、リピート率が高くなる傾向にあります。
口コミ・紹介の「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
基本は0円(紹介制度がある場合は、1人につき5千円~20万円) |
反応率 |
効果測定が困難 |
オンラインで効果的な集客アイデア
オンラインで効果的な集客アイデアは、以下の7つです。
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それぞれの集客アイデアを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
SEO対策(公式サイトやブログなどの自社メディア)
SEO対策は、自社の公式サイトやブログなどを制作して検索エンジンで上位表示させる集客アイデアです。インターネット経由からの新規顧客を獲得するのに有効で、幅広い層やエリアに向けて自社や物件などをアピールするのに適しています。
SEO対策の「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
【自社で行う場合】
【専門会社に依頼する場合】 SEO対策費:10~100万円以上 |
反応率 |
0.5%〜1% |
MEO対策(Googleビジネスプロフィール)
MEO(マップエンジン最適化)対策は、Googleマップの検索結果で上位表示させる集客アイデアです。Googleビジネスプロフィールを充実させたり、良い口コミを投稿してもらったりすることで、狙ったエリアの顧客にアピールできます。
MEO対策の「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
【自社で行う場合】 0円 【専門会社に依頼する場合】
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反応率 |
0.5%〜1% |
リスティング広告
リスティング広告は、狙ったキーワードで検索結果の上位表示が行える集客アイデアです。広告の出稿には費用が発生するものの、短期間で集客効果が見込めます。競合が狙っていないキーワードの場合は、広告費を安く抑えながら上位表示させることが可能です。
リスティング広告の「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
10~50万円 |
反応率 |
3%〜6% |
DM(メール)
DM(メール)は、アピールしたい商品やサービスなどを電子メールに記載して送信する集客アイデアです。短時間で多くの顧客にDMを送信することが可能な上に、紙よりも広告費を抑えられます。また開封率や到達率などの分析が行いやすいのも特徴です。
DM(メール)の「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
【メールDM発送会社】
【メルマガスタンド利用】
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反応率 |
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SNS
SNSは、X・Instagram・TikTokなどを活用した集客アイデアです。SNSを有効活用すれば、無料で幅広い層やエリアにアピールできる可能性があります。また自社のブランディングになったり、認知度アップにつながったりするでしょう。
SNSの「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
0円~ |
反応率 |
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不動産ポータルサイト
不動産ポータルサイトは、自社や物件の情報を不動産ポータルサイトに掲載する集客アイデアです。不動産ポータルサイトは認知度が高く多くの顧客が利用しているため、顧客獲得のチャンスが増えるでしょう。
不動産ポータルサイトの「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
【定額型】
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反応率 |
0.5~1% |
不動産開業後は、いかに集客できるかが重要です。ラルズネットでは、全国30地域以上で地域特化型のポータルサイトを展開しています。不動産開業をお考えの方は、開業後の集客をスムーズに行うためにも不動産連合隊の活用を検討してみて下さい。
不動産一括査定サイト
不動産一括査定サイトは、不動産会社が査定金額の目安を算出する代わりに、物件や個人情報を入力してもらう集客アイデアです。不動産会社は売却意欲のある顧客の個人情報を得られるため、有効活用すれば売上アップに貢献してくれるでしょう。
不動産一括査定サイトの「メリット・デメリット・費用相場・反応率」は、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 |
無料~1万円 |
反応率 |
訪問査定率:9~30% |
不動産集客を成功させるための活用ポイント
不動産集客を成功させるための活用ポイントは、以下の10個です。
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それぞれの活用ポイントを解説するので、不動産集客を行う際に実践してみてください。
ターゲットを明確にする
獲得したいターゲットを明確にすることは、不動産集客を成功させる上で非常に大切です。エリア・年代・目的などに分けて、ターゲットを絞りましょう。
例えば若年層や中年層をターゲットにする場合は、オンラインの集客アイデアをメインに活用してみてください。PCやスマートフォンの使用率が高いため、反応率も高くなる傾向にあります。
一方で高齢者層をターゲットにする場合は、オフラインの集客アイデアを多めに取り入れてみてください。若年層や中年層よりもPCやスマートフォンの使用率が低いため、オフラインでアプローチする方が効果的です。
差別化のための強みを作る
差別化になる強みを作ることも、不動産集客においては重要です。不動産会社は全国に13万社ほど(令和5年度)おり、大手から中小までライバルがひしめき合っています。自社の強みを活かさないまま、他社と似たような集客を行っても効率よく集客できないでしょう。
以下のような物件を多く扱っていると、強みとしてアピールできます。
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自社の強みを把握して集客していきましょう。
自社のイメージアップを行う
不動産集客で大切なポイントの1つは、自社のイメージアップを行うことです。悲しいことに不動産会社へのネガティブなイメージは、払拭し切れていません。理由としては「不動産の価値が判断しにくい」「取引の流れが難しくてわかりにくい」「営業マンの対応や強引さ」などが挙げられます。
自社のイメージアップで効果的なのは、自社ホームページに実際に取引をした顧客の声を載せることです。顧客の声は、不安を抱えている顧客にとって安心材料になるでしょう。また自社の社員情報を掲載することも効果的です。
オン・オフラインの集客を組み合わせる
幅広い層の顧客を集客したい場合は、オンライン・オフラインの集客アイデアを組み合わせてみましょう。たとえば高齢者層を集客する場合は、オンラインよりもオフラインの集客アイデアが効果的です。オフラインで集客していく中で、オンラインへの集客アイデアを組み合わせてみると良いでしょう。
現在はオンラインの集客が主流ではあるものの、特定のエリアに限ってはポスティングや折込チラシなどが有効になることもあります。オンラインとオフラインの集客アイデアをうまく組み合わせて、効率よく集客していきましょう。
最新の物件情報を掲載する
定期的に最新の物件情報を掲載することでも、効果的に集客が行えるでしょう。自社ホームページやSNSなどで定期的に最新の物件情報を掲載することで、顧客が注目しやすくなります。
そのほか定期的な情報発信は「単純接触効果(接する回数が増えるほど好意的になる効果)」による、イメージアップにつながることも。また物件情報のみではなく顧客にとって有益な情報を掲載することで、自社のブランディングにもなるでしょう。
わかりやすい言葉や表現を使う
顧客にとってわかりやすい言葉や表現を使い説明できるかも、集客において大切です。不動産の取引には多くの専門用語が使われたり、複雑な流れになったりすることがあります。顧客が理解できるように、わかりやすい言葉や表現を使用しないと、トラブルの原因になってしまうでしょう。
不動産取引では大きな金額が動くこともあるため、顧客が理解しやすく安心して取引できる環境を整えていきましょう。結果的に顧客からの良い口コミや紹介などが増えていき、集客効果が生まれます。
口コミを参考にする
自社への口コミを参考に強化・改善することで、集客しやすくなる可能性があります。顧客へのアンケートやGoogleMapで検索した際の口コミなどは、自社に対するメリット・デメリットが客観的に把握できます。
自社のメリットは強化しつつ、デメリットとなる口コミは検証しつつ改善しましょう。良い口コミが多くなればなるほど、顧客からの注目度が増していきます。結果的に自社のイメージやブランド力がアップするため、自社の集客に貢献してくれるでしょう。
問合せに対するレスポンスを早くする
集客を成功させるための対策として、顧客からの問合せに対するレスポンスを早くすることも有効です。問合せに対するレスポンスを早くすることで、顧客からの信頼を得やすくなるでしょう。
特に初めて不動産取引を行う人は、些細なことでも不安になる可能性があります。顧客の不安を少しでも早く解消していくことで、安心感が生まれて信頼が得られるようになるでしょう。問合せごとにレスポンスの速さを意識してみてください。
定休日や営業時間を工夫する
定休日や営業時間を工夫すると、従来よりも集客しやすくなる可能性があります。定休日が多かったり営業時間が短かったりすると、顧客が利便性の高い競合他社に流れてしまうでしょう。
少しでも集客力をアップしたい場合は、顧客の利便性を考慮した定休日や営業時間を工夫してください。例えば普段の営業時間が「9:00~18:00」だった場合は、前後1時間ずつずらして「8:00~20:00」にしてみるのも良いでしょう。またシフト制を導入して、年中無休にすることも検討してみてください。
PDCAサイクルを回す
不動産集客を実践しながら、PDCAサイクルを回していきましょう。PDCAサイクルとは「Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)」という、業務効率の改善に関する手法のことです。
不動産集客に取り組んだとしても、いきなり成功するとは限りません。PDCAサイクルを回しながら常にアップデートを行っていくことで、集客の質が上がっていくでしょう。どのような集客アイデアを実践するにしろ、PDCAサイクルを回すことは必須です。
不動産集客を成功させて売上アップを目指そう!
不動産会社が実践すべき16の集客アイデアは、以下のとおりです。
オフライン |
ティッシュ配り、ポスティング、折込チラシ、DM送付(紙)、テレアポ(電話営業)、マスメディア広告、看板広告、イベント・セミナー告知、口コミ・紹介 |
オンライン |
SEO対策(公式サイトやブログなどの自社メディア)、MEO対策(Googleビジネスプロフィール)、リスティング広告、DM(メール)、SNS、不動産ポータルサイト、不動産一括査定サイト |
また不動産集客を成功させるためにも、以下の活用ポイントを意識して実践してみましょう。
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不動産集客はエリアやターゲットなどに応じて、オンライン・オフラインの集客アイデアをバランス良く組み合わせることで効果を発揮します。活用ポイントも参考にしていただき、自社の不動産集客を成功させましょう。
なおラルズネットでは、全国30地域以上で地域特化型のポータルサイトを展開しています。集客に関する悩みをお持ちであれば、ラルズネットの「不動産連合隊」まで気軽にお問合せください。