
不動産会社のGoogleマップ集客術|今こそMEOで勝ち抜く!
「新しい集客方法を考えたい」
「成約率の高い『今すぐ客』を集客したい」
そのような不動産会社の方は、Googleマップ集客(MEO)に力を入れてみてはいかがでしょう。今や不動産会社にとって、Googleマップはポータルサイトと並んで集客に欠かせないツールになりつつあります。
この記事では、不動産会社がGoogleマップ集客(MEO)に取り組む上で押さえておきたい「基本知識」や「ビジネスプロフィールの登録手順」そして「成果を上げるための具体的な方法」などについて解説します。
目次[非表示]
- 1.Googleマップ集客(MEO)で重要なキーワードを確認しよう
- 2.地域密着の不動産会社こそ重要!Googleマップ集客(MEO)のメリット
- 3.不動産会社のGoogleマップ集客(MEO)に役立つ基本知識
- 4.Googleビジネスプロフィールの登録手順(不動産会社の場合)
- 5.不動産会社がGoogleマップ集客(MEO)で成果を出す方法
- 5.1.基本情報を確認する
- 5.2.写真情報を充実させる
- 5.3.投稿機能でイベントや店舗情報を伝える
- 5.4.問い合わせが増える動線を作る
- 5.5.口コミを増やす施策を行う
- 5.6.ネガティブな口コミにも誠実に返信する
- 6.Googleマップ(MEO)と不動産連合隊の組み合わせで集客効果を高めよう!
- 7.不動産のGoogleマップ集客でよくある質問
Googleマップ集客(MEO)で重要なキーワードを確認しよう

はじめに、Googleマップ集客(MEO)を行う上で欠かせないキーワードの意味を確認しましょう。これらを正しく理解していないと、せっかくの対策も的外れになってしまいます。
キーワード | 詳細 |
Googleマップ | Googleが提供する地図サービス(プラットフォーム)。ローカル検索をした際、検索結果画面の上部に表示される |
ローカル検索 | ユーザーが「地域+業種」などのキーワードでお店や施設を探すこと。キーワード例は「函館 不動産屋」や「五稜郭駅 賃貸」など |
Googleビジネスプロフィール | 地図上に表示される自店の情報を、オーナー自身が登録・管理するための無料ツール |
MEO | Map Engine Optimizationの略。検索結果で自店を上位に表示させ、見つけてもらいやすくするための対策 |
地域密着の不動産会社こそ重要!Googleマップ集客(MEO)のメリット

Googleマップは、地域密着型のビジネスには欠かせない集客のプラットフォームです。その魅力は、検索結果の上部に表示されるため、地域情報を探すユーザーの目に触れやすいことでしょう。
昨今、このGoogleマップ集客(MEO)が不動産会社においても注目されています。ラルズネット編集部が加盟店様へ行っている取材でも、ポータルサイトと並んでGoogleマップを重要視している不動産会社が増えました。
地域密着の不動産会社がGoogleマップ(MEO)に積極的な理由として、以下の3点が挙げられます。
「対面で相談したい」層を確実に取り込める
最近は、「地域名+不動産」や「駅名+賃貸(売買)」などのキーワードで検索し、不動産会社を探すユーザーが増えています。「自分で物件を探したい人」はポータルサイトを利用しますが、「対面で相談したい人」はGoogleマップを利用する傾向があります。
また、ポータルサイトで物件を探している人でも、物件を掲載している不動産会社の信頼性を確認するために、Googleマップの口コミを確認することもあるでしょう。
成約に近い「今すぐ客」へアプローチできる
Googleマップで不動産会社を探している方々は、「今から行ける不動産屋はどこか」と考えているケースが多く、成約に近い「今すぐ客」と言えるでしょう。
「Googleマップで検索→評価・口コミを確認→来店(または電話)」という無駄のない動線で、この確度の高い層を効率的に取り込める点は大きな魅力です。
口コミが「無形資産」として積み上がる
一般的な集客活動は、予算の投下をやめると反響も止まります。しかし、Googleマップ上の口コミは「蓄積型の無形資産」であり、高評価の口コミを集めることに成功すれば長期的に集客効果を発揮し続けます。
ただし、低評価の口コミが集まると、逆に集客の足を引っ張りかねません。集客効果をコントロールしにくい点には、注意が必要です。
不動産会社のGoogleマップ集客(MEO)に役立つ基本知識

次に、不動産会社がGoogleマップ集客(MEO)に取り組む上で、押さえておきたい基本知識を見ていきましょう。
「ビジネスプロフィール」の編集管理が必須
Googleビジネスプロフィールは、Googleマップ上に不動産会社の正しい情報を表示させるために欠かせない無料ツールです。このツールを使って、自社の情報をしっかり管理することで、マップ上に信頼性の高い情報が表示されるようになります。
【情報例】
・店舗名や住所
・営業時間
・定休日
・店舗写真など
逆にいえば、情報管理をしっかりしていないと「営業しているかわからない」「情報が古くて信用できない」と判断され、見込み客を逃してしまうことになりかねません。
「デジタルツールは苦手…」という方もいるかもしれませんが、Googleビジネスプロフィールは、専門知識がなくても操作できる設計になっています。「難しそう」と身構えず、まずは基本情報を整えるところから気軽にチャレンジしてみてください。
本社一括ではなく「店舗ごと」に設定するのが鉄則
Googleマップは、ユーザーの「現在地」や「地域性」と連動する仕組みです。そのため、複数の店舗を展開している不動産会社の場合、必ず「拠点ごと」にアカウントを作成・運用してください。
手間を省いて「本社一括」で登録してしまうと、エリア検索での順位が上がらず、集客効果が薄れてしまいます。
集客効果が上がりにくい例 | ×全店共通にしてしまっている ラルズネット不動産 |
集客効果が上がりやすい例 | 〇実店舗に合わせて作成 ラルズネット不動産 本店 ラルズネット不動産 函館店 ラルズネット不動産 函館五稜郭店 ラルズネット不動産 新函館北斗店 |
「ローカルパック」と「ナレッジパネル」の違い
MEOを行う上で、Googleマップの検索結果に表示される2つの形式、「ローカルパック」と「ナレッジパネル」の違いについても理解しておきましょう。
ユーザーが「地域名+不動産」などで検索した際、Googleは検索意図を瞬時に判断し、最適なマップ情報を表示します。その表示方式は以下の2パターンです。
情報枠の名称(検索意図) | 概要 | 検索キーワード例 |
ローカルパック(比較検討) | 検索意図に合った複数の不動産会社を地図付きでリスト表示 | ・函館 不動産 ・近くの不動産会社 |
ナレッジパネル(指名検討) | 特定の1店舗のみの詳細情報を表示(PCでは画面右側、スマホでは検索結果のトップに表示) | ・ラルズネット不動産 函館駅前店 |
MEOで成果を最大化するには、比較検討層に向けた「ローカルパック」での上位表示と、指名検索層に向けた「ナレッジパネル」の情報の充実、この両方を追求していく必要があります。
Googleビジネスプロフィールの登録手順(不動産会社の場合)

Googleマップに不動産会社の情報を正しく表示させるための「Googleビジネスプロフィールの登録」は、決して難しくありません。基本設定は以下の3ステップで完了します。
初期設定を行う
Googleマップ上に「店舗が表示されている場合」と「表示されていない場合」で初期設定の手順が変わってきます。
●Googleマップ上に店舗が表示されている場合(既存店舗など)
1.Googleマップ上で店舗を選択する
2.詳細情報の「ビジネスオーナーですか?」をクリックする
3.管理開始をクリックし、「オーナー確認」に進む
●Googleマップ上に表示されていない場合(新規開業など)
会社の開業や新店舗を開設した場合などは、Googleビジネスプロフィールの手続きを行い、以下の基本情報を正しく入力しましょう。
・店舗名
・ビジネスの種類やカテゴリ
・所在地
・サービス提供地域
・連絡先 など
ビジネスプロフィールの手続き方法は、こちらのGoogle公式サイトの冒頭・ステップ1で解説しています。
オーナー確認をする
Googleビジネスプロフィールの登録において、最も重要なのが「オーナー確認」です。
オーナー確認をわかりやすくいうと、「この場所にあるお店の持ち主(管理者)は私です」と、Googleに証明してお店の「鍵」を受け取る手続きのことです。
これを済ませないと、Googleマップ上の店舗は「誰でも勝手に入り込める(情報を書き換えられる)空き家状態」と言えるでしょう。このままだと、以下のような大きなリスクがあります。
・情報を第三者によって勝手に書き換えられる
・乗っ取りの被害に遭いやすい
・クチコミへの返信ができない
オーナー確認の方法は、こちらのGoogle公式サイトの「ステップ2・ステップ3」で解説しています。補足すると、オーナーの認証方法は以下の方法があります。
・ハガキ郵送
・社内や看板の動画撮影
・電話着信
以前はハガキ郵送が主流でしたが、現在はスマホを使った「動画撮影」による認証が主流になっています。建物の外観や看板、店内の様子などを撮影してアップロードすることで承認される仕組みです。
管理する
以前は専用の管理アプリがありましたが、現在は普段お使いの「Google検索」や「Googleマップ」から直接編集を行います。
登録したGoogleアカウントでログインする
Google検索で「マイビジネス」または「自社の店舗名」を検索する
検索結果に表示される管理画面から情報を編集する
不動産会社がGoogleマップ集客(MEO)で成果を出す方法

Googleビジネスプロフィールの基本設定が完了したら、本格的に集客を行うフェーズに入ります。ここでは、地域密着の不動産会社が成果を上げるための実践的なテクニックを紹介します。
基本情報を確認する
まずは、自店舗の基本情報が正しく設定されているか確認しましょう。以下の情報が誤っていると、十分な集客効果が得られません。
・店舗名
・所在地
・営業時間
・電話番号
・公式サイトやSNS など
また、所在地や営業時間などの変更があった場合は、すぐに反映させましょう。たとえば、今すぐ客がGoogleマップを見て来店したのに閉まっていた場合、低評価の口コミの原因になりかねません。
写真情報を充実させる
Googleマップ集客(MEO)では、ビジネスプロフィールの写真情報も重要です。数多くの写真が掲載されている不動産会社は、ユーザーに対して親近感と信頼性を感じさせます。
・カバー(表紙)写真
・企業ロゴ
・店舗の外観
・店舗の内観
・スタッフのイメージ
・得意カテゴリのイメージ など
投稿機能でイベントや店舗情報を伝える
ビジネスプロフィールでは、「写真+テキスト」の投稿機能を使ってSNS感覚で情報発信ができます。この機能を使って、イベントや自社の情報を積極的に発信してみましょう。企画例は以下のとおりです。
【オープンハウス情報】
・写真:物件の外観やリビングの明るい写真
・タイトル:〈今週末開催〉〇〇駅徒歩5分!リノベーション済みマンションのオープンハウス
・本文例:予約不要で内見できます。「Googleマップを見た」といっていただければスムーズにご案内可能です。駐車場完備。
【スタッフ紹介】
・写真例:スタッフが笑顔で接客している写真
・本文例:アドバイザーの佐藤です。私自身卒業生でこのエリアで子育てをしているため、〇〇小学校や〇〇中学校の地域情報に詳しいです。このエリアで物件をお探しの方はお気軽にご相談ください。ネットに出ていない地域情報もお伝えできますよ!
【お客様からの「嬉しい声」をシェア】
・写真例:お客様からいただいたアンケート用紙
・本文例:初めての一人暮らしのお客様から「不安でしたが、親身に相談に乗ってくれて安心しました」と嬉しいお言葉をいただきました。〇〇様、新生活を楽しんでくださいね!
このほか、キャンペーンや成約特典などを投稿するのも効果的です。
問い合わせが増える動線を作る
Googleマップ集客では、情報発信を積極的に行うとともに、自社サイトや物件ページ、問い合わせフォームなどに誘導することが重要です。この誘導が甘いと、せっかく情報に接してもらえても、反響につながりません。
たとえば、投稿機能の記事に「予約」や「今すぐ電話」などのボタンを設置すると集客効果が期待できます。
口コミを増やす施策を行う
ラルズネット編集部では、加盟店様の集客について取材をしています。その際に感じることは、Googleマップで集客に成功している不動産会社は、必ずといってよいほど、「口コミを増やす努力」をしていることです。
ただし、「Googleマップの口コミを書いていただけませんか」とお客様に依頼しても相手はすぐに忘れてしまうでしょう。契約決済時や鍵渡しのタイミングなど、お客様の満足度が高い瞬間に依頼するのがおすすめです。また、依頼時には、QRコードを印刷したカードを渡すなどして、その場で投稿しやすい環境を整えることも大切です。
一方で、Googleマップ集客では、以下のような禁止事項もあるので注意しましょう。
・金銭、割引、物品の提供と引き換えに口コミを依頼する
・従業員(アルバイト含む)の自作自演
Googleマップのポリシーやガイドラインの詳細については、こちらをご覧ください。
ネガティブな口コミにも誠実に返信する
悪い口コミには目を背けたくなりますが、そのまま放置するのは厳禁です。「クレームこそサービスを磨くチャンス」と捉えましょう。まずは不快な思いをさせたことへ誠意を持って謝罪し、改善点を提示するなど、丁寧な返信を心がけることが大切です。
そのやり取りは、当事者だけでなく多くのユーザーの目に留まります。トラブルに対する誠実な対応力を見せることで、「しっかり対応してくれる会社だ」という安心感を与え、かえって信頼度を高めるきっかけにもなり得るのです。
Googleマップ(MEO)と不動産連合隊の組み合わせで集客効果を高めよう!

不動産会社の集客において、Googleマップ(MEO)の重要性が高まっています。
しかし、Googleマップだけに注力すれば集客に成功するわけではありません。冒頭でも触れましたが、Googleマップは、「対面で相談したい人」向けのツールです。
一方で、「自分で物件を探したい人」は依然としてポータルサイトを利用する傾向にあります。そのため、「Googleマップ×ポータルサイト」の両輪で、幅広い層へアプローチすることが集客成功の近道です。
数あるポータルサイトの中でも、地域密着型の不動産会社と相性が良いのが、地域特化型の「不動産連合隊」です。特定のエリアに特化しているため、大手サイトよりも競合が少なく、その地域に関心の高いユーザーを集めやすいという特徴があります。
地域ごとの詳細資料をご用意しましたので、ご興味のある方は下記バナーよりダウンロードしてご活用ください。
不動産のGoogleマップ集客でよくある質問
どれくらいの口コミ数が集まると効果がありますか?
まずは「信頼の証」として10件以上の獲得を目指してください。地方の不動産会社の場合、「口コミ0件」も珍しくありません。
そのため、良質な口コミが10件あるだけで「地域で人気の不動産屋」という印象を与え、反響がある可能性があります。まずは10件、その後は「競合他社の数を超えること」を目標にステップアップしましょう。
注意点として、強引な施策で口コミを増やす不自然な動きは、Googleのポリシーやガイドラインに触れるリスクがあります。焦らず「今年は〇件増やす」といった着実な計画を立て、日々の接客の中で自然に集めていくのがベストです。
悪い口コミを書かれたら削除できますか?
原則として、不動産会社側で自由に口コミを削除することはできません。ただし、Googleのポリシーに違反する内容であれば、Googleに削除申請を行うことが可能です。単なる低評価やクレームの場合は削除されないため、誠実な返信で対応しましょう。









