
物件コメントの書き方|紹介文テンプレートと不動産キャッチコピーを解説
物件情報をただ掲載するだけでは、なかなか反響にはつながりません。とくに最近では、写真やスペック情報が整っている物件が増えてきた分、文章による物件コメントの工夫が反響の差になってきています。
本記事では、不動産会社の現場で働く担当者や営業スタッフの方に向けて、反響につながる物件コメントの書き方をわかりやすく解説します。
最初に押さえておきたい基本ルールから、すぐ使えるテンプレート、NG表現までご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次[非表示]
- 1.物件コメントの基本|読まれる条件と役割
- 2.物件コメントの表示ルールとNG表現
- 3.物件紹介テンプレート|導入→強み→生活像→補足
- 3.1.共通テンプレ:一文キャッチ/数値/生活ベネフィット
- 3.2.賃貸物件コメントテンプレ(単身・カップル・ファミリー)
- 3.3.売買向けテンプレ(一次取得・住み替え・投資)
- 3.4.弱点の見せ方:デメリット×代替価値の提示
- 3.5.周辺環境・沿線の入れ方
- 4.不動産キャッチコピー&物件コメント集|例文・フレーズ一覧
- 4.1.不動産キャッチコピーの作り方
- 4.2.不動産キャッチコピー一覧
- 4.3.面白いキャッチコピーの注意点
- 4.4.不動産コメント集|内見誘導・実例フレーズ
- 4.5.不動産コメント集|賃貸・売買の実例を紹介
- 4.6.物件コメント例文|住み心地フレーズ
- 5.AIコメントの活用|物件コメント作成を効率化
- 6.集客導線の作り方|スタッフ紹介コメント・メール・DM
- 6.1.スタッフ紹介コメントの構成と文字数(地域ネタの入れ方)
- 6.2.自己紹介文のコツ(信頼されるプロフィール)
- 6.3.口コミへの導線設計(プロフィール→物件→レビュー)
- 6.4.物件紹介メールテンプレ(件名/本文/CTA)
- 6.5.追客メール例文(初回返信・提案・検討中フォロー)
- 6.6.DM例文(ポスティング・郵送の短文化)
- 7.物件コメントで選ばれる物件にしよう
- 8.物件コメントのよくある質問
物件コメントの基本|読まれる条件と役割
物件コメントは、単に物件を説明するための文章ではありません。見込み客に「ここに住みたい」と思ってもらい、内見や問い合わせへと行動を促すきっかけになる大切なパートです。
ここでは、物件コメントに必要な視点と、書くときの基本的なルールを紹介します。
物件コメントは「誰に・何が・どう良いか」まで書く
反響につながる物件コメントには、次の3つの要素がバランス良く含まれています。
たとえば、「宅配ボックス付きです」では伝わりにくいですが、「不在時でも荷物を受け取れる宅配ボックス付きで、共働きの方にも安心です」と書けば、利用シーンがイメージしやすくなります。
抽象語を数字に置き換えるコツ(広い→17畳 など)
「広いリビング」や「駅近」といった表現は便利ですが、人によって感じ方が違います。 数字に置き換えることで、より正確に魅力が伝わります。
数字を使うことで、物件の特徴がより明確になり、他物件との比較もしやすくなります。とくに駅距離は、公正取引協議会のルールに沿って「80m=徒歩1分」で表記しましょう。
写真→コメント→内見予約の導線設計
物件ページでは、写真とコメントの関係性が非常に重要です。写真を見て、「この部屋、良さそう」と思った読者が、コメントを読んで「実際に見てみたい」と感じてくれる流れを意識しましょう。以下のような導線が理想的です。
写真で第一印象を与える(外観・室内・設備)
コメントで具体的な価値を補足する(駅距離・設備の使い勝手など)
内見予約ボタンや問い合わせへの誘導
たとえば、キッチンの写真がある場合は、「お料理好きにはうれしい3口コンロ。背面には冷蔵庫と食器棚をすっきり置けるスペースがあります」と補足すれば、写真だけでは伝わらない実用性が伝わります。
物件コメントの表示ルールとNG表現
物件コメントには、ただ魅力を書けばよいというわけではありません。表示に関するルールや、使用できない言葉が定められており、知らずに違反してしまうと、広告の停止や信頼低下につながります。
ここでは、不動産公正取引協議会のルールに基づき、表現の注意点を整理します。
徒歩表示は「80m=1分」・端数は切り上げ
駅やスーパーまでの距離を表す際は、「徒歩〇分」という表現を使うのが一般的です。ただし、「〇分」は感覚ではなく、一定の基準で換算する必要があります。表示ルールの基本は、以下のとおりです。
徒歩1分 = 80メートル
端数は切り上げ(たとえば「81メートル」は「徒歩2分」)
起点は「建物の出入口」/終点は「施設の出入口」
【表記例】
とくに注意したいのは、「徒歩0分」という表記は禁止されている点です。たとえ駅の目の前でも、「徒歩1分」と表記する必要があります。違反があると、掲載停止になることもあるため、必ず距離を計測したうえで、正しく換算しましょう。
最上級・比較・価格訴求の扱いと根拠の出し方
物件の魅力を伝えたい気持ちから、「最高」「格安」「駅近No.1」といった表現を使いたくなるかもしれませんが、これらは合理的な根拠がない限り、使用できません。
使用が制限される代表的な表現は、以下のとおりです。
「最上級」:最高、最良、最適、極上、抜群
「比較」:他社より安い、他より便利、当社だけ
「価格訴求」:格安、特価、特別価格、期間限定、早い者勝ち
上記の言葉を使いたい場合は、第三者の調査データや統計などの根拠を明示する必要があります。たとえば、「駅から最短1分」は、周辺物件の平均や全体の中で1番短いことを証明できる資料がないと、掲載できません。
また、「今だけ!特別価格!」のような表現も、価格の変化とその理由、適用期間の明示がないと違反になります。正確で安心感のあるコメントは、読み手の信頼を得るうえでも重要です。誤解を招く表現は避け、根拠のある文章に整えることで、内見や成約にもつながりやすくなります。
物件紹介テンプレート|導入→強み→生活像→補足
反響を得るための物件コメントには、情報を伝える順序も大切です。読み手がスムーズに内容を理解し、内見につながるよう、構造的なテンプレートを活用しましょう。
ここでは、反応を得やすい紹介文の流れと、賃貸・売買それぞれのテンプレートを解説します。
共通テンプレ:一文キャッチ/数値/生活ベネフィット
まずは、どの物件でも使える共通の書き方を紹介します。ポイントは、読み手がストレスなく読み進められる順序を意識することです。
【基本構成】
一文キャッチ(印象に残る導入)
物件の強みを数値で表現(設備・立地など)
生活にどう役立つかを説明(読者目線のメリット)
【使用例】
「駅から徒歩3分。3口コンロ付きの対面キッチンが魅力です。スーパーやコンビニも近く、忙しい日々の暮らしをサポートします。」
このように、簡潔なリズムで物件の魅力→使い勝手→生活の利点へとつなげると、読み手の想像力をかき立てやすくなります。
賃貸物件コメントテンプレ(単身・カップル・ファミリー)
賃貸物件は、ターゲットによって響くポイントが異なります。以下は、それぞれの生活スタイルに合わせたテンプレートです。
【単身者・学生向け】
「敷金礼金ゼロで初期費用を抑えたい方に。駅徒歩5分で、深夜帰宅も安心。宅配ボックス付きで、ひとり暮らしでも便利に過ごせます。」
【カップル・新婚向け】
「南向きリビングで日当たり良好。2人で料理が楽しめる広めのキッチンと、たっぷり収納で生活空間をすっきり整えられます。」
【ファミリー向け】
「小学校まで徒歩6分、通学も安心。広々3LDKは在宅ワークにもぴったり。近隣には公園やスーパーも充実しています。」
文字数はおおむね100字前後を目安にまとめましょう。
売買向けテンプレ(一次取得・住み替え・投資)
売買物件では、ライフステージや購入目的に応じた書き分けが効果的です。
【一次取得(初めてのマイホーム)】
「駅徒歩10分の好立地。南向きバルコニーと明るいLDKで、のびのびとした新生活をはじめませんか?」
【住み替え(子育て・転勤)】
「小学校や保育園が徒歩圏内。収納豊富な4LDKで、家族のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。」
【投資・収益物件】
「想定利回り6.8%。駅近・バストイレ別で、学生や単身者からのニーズが高いエリアです。」
売買コメントは150〜200字程度が適量です。
弱点の見せ方:デメリット×代替価値の提示
すべての物件が完璧とは限りません。日当たりが弱い、駅から遠い、築年数が古いなど、デメリットがある場合も多いでしょう。その際は、以下のように正直に伝えつつ、別の視点でフォローする表現が有効です。
読み手に「このくらいなら大丈夫」と思ってもらえる表現を意識しましょう。
周辺環境・沿線の入れ方
生活のしやすさを印象づけるには、周辺環境の情報が有効です。とくに、以下のような施設との距離は、徒歩表示のルール(80m=1分)を守りつつ記載しましょう。
【盛り込みやすい施設カテゴリ】
学校(保育園・小中学校)
公園
スーパー・コンビニ
病院・クリニック
銀行・郵便局
【記載例】
「スーパーまで徒歩3分、コンビニは徒歩2分。買い物にも困りません。」
「公園まで徒歩5分。お子さまの遊び場としてもおすすめです。」
こうした情報があると、物件のイメージがグッと具体的になります。
不動産キャッチコピー&物件コメント集|例文・フレーズ一覧
物件コメントには、「読む人の記憶に残る一言」や「共感を呼ぶ言い回し」が欠かせません。ここでは、不動産キャッチコピーの作り方と例文を紹介したあと、内見誘導や住み心地を伝える物件コメントのフレーズを目的別にご紹介します。
不動産キャッチコピーの作り方
不動産のキャッチコピーは、物件の第一印象を決める重要な一文です。 読み手が「ここ、気になる」と感じるフックになるような言葉を選びましょう。作成のコツは、以下の3つです。
具体的な数字や特徴を入れる(例:17畳のLDK)
ベネフィット(利点)を伝える(例:家事動線がラク)
感情や生活シーンを想像させる(例:休日は公園でのんびり)
【書き出しのパターン例】
毎日が楽しくなる〇〇(暮らし/間取り)
駅から〇分、暮らしが変わる1LDK
家族の会話が増えるリビング
短くても、伝えたいイメージが明確なことが大切です。
不動産キャッチコピー一覧
以下は、よく使われる要素ごとに分類した、キャッチコピーの例文です。テンプレートとしてアレンジしながら活用できます。
【立地・駅近】
駅から徒歩3分。毎日の通勤もラクに。
自転車で駅まで5分。のんびり朝を過ごせます。
【間取り・広さ】
17畳のLDK。のびのび暮らせる快適空間。
家族の時間が自然と増える、ゆとりの3LDK。
【眺望・採光】
最上階からの景色は、まるで毎日が特等席。
南向きで、朝日が気持ちよく入ります。
【設備・仕様】
忙しい朝も安心。3口コンロで同時調理。
宅配ボックス完備。留守でも荷物を受け取れます。
面白いキャッチコピーの注意点
「読者の印象に残るように」と、ユニークな表現を使いたくなることもあります。ただし、誤解を招いたり、事実と異なる印象を与えたりする以下の表現は避けましょう。
【おすすめの書き方】
体験ベース:「バルコニーからの景色が、日々の疲れを癒します」
限定的な事実:「周辺には高い建物がなく、開放感ある眺望です」
読者に誠実で伝わりやすいコピーを心がけましょう。
不動産コメント集|内見誘導・実例フレーズ
ここでは、“気になったから内見したくなる”コメントの例を紹介します。主に、利便性や使い勝手を伝える短文に向いています。
【駅近・買い物便利】
駅から徒歩3分。通勤もラクラクです。
スーパー・コンビニが徒歩5分以内に3か所。
【間取り・動線】
LDKが17畳。家具の配置もしやすいです。
洗面所と脱衣所が分かれていて、家族で使いやすい間取り。
【在宅・防犯・利便設備】
宅配ボックス完備。非対面で荷物を受け取れます。
オートロックとTVモニタ付きインターホンで安心。
コメントは1文で40〜60文字前後に収めると、スマホでも読みやすくなります。
不動産コメント集|賃貸・売買の実例を紹介
物件紹介の文章では、間取りや広さといった数字だけでなく、暮らしをイメージさせる表現が効果的です。「誰が、どのように使うのか」が伝わることで、読者の心に残りやすくなります。ここでは、賃貸・売買それぞれに使えるフレーズの実例をご紹介します。
【賃貸向けコメント(学生・単身)】
1Kタイプ。収納も広めで一人暮らしにぴったり。
防音性の高い造りで、音を気にせず過ごせます。
【賃貸向けコメント(カップル・新婚)】
2DKで、ふたり暮らしにちょうど良い広さです。
南向きで明るく、日中は照明いらずの快適空間。
【売買向けコメント(ファミリー・住み替え)】
小中学校まで徒歩10分以内。子育てにも安心の立地。
駐車スペース2台分。ご夫婦で車をお持ちの方にもおすすめ。
ターゲットに合わせて「誰がどう使うか」が伝わる表現が効果的です。
物件コメント例文|住み心地フレーズ
住み心地を想像させるコメントは、「この家で暮らすとどう感じるか」をイメージさせます。見た目のスペックだけでは伝わらない価値を補う、大切な要素です。ここでは、住み心地を想像させるフレーズ例をご紹介します。
【フレーズ例】
休日は、明るいリビングでゆったりコーヒーを。
子どもたちの声が響く、にぎやかなダイニング。
季節ごとの風を感じられる南向きバルコニー。
夜は静かで、在宅ワークにも集中しやすい環境です。
フレーズには、「感情・暮らし・時間帯」のどれかが入っていると、印象に残りやすくなります。
AIコメントの活用|物件コメント作成を効率化
物件コメントを毎回ゼロから書くのは、時間も手間もかかります。とくに同じような物件を複数担当していると、表現が似通ったり、入力ミスが増えたりすることもあるでしょう。そのようなときに役立つのが、AIによるコメント自動生成機能です。
ここでは、AIコメントの活用法を解説します。
AIコメントとは?
AIコメントとは、物件の基本情報や条件をもとに、文章を自動で生成してくれる仕組みのことです。あらかじめ設定された情報に対し、AIが適切な言い回しや構成を判断して文章を作成します。
人が一から文章を考えなくても、ベースとなる文案をスピーディーに作れるため、業務時間の短縮や作業効率の向上が期待できます。また、ライティングが得意でないスタッフでも、一定の品質でコメントが作れるのも大きなメリットです。
表記NGワードの自動チェックで安心運用
AIによる自動生成といっても、不動産広告には守るべきルールがあります。とくに「最上級表現」や「価格訴求」、「比較表現」などは、広告表示基準に反するおそれがあるため、注意が必要です。
最近では、AIコメント機能にNGワードを自動検出する仕組みが組み込まれているケースも増えています。たとえば、以下のような表現が含まれていた場合、自動的に警告が表示されます。
地域最安
日本一の眺望
当社だけの限定物件
このような機能があると、法令違反やポータル掲載停止のリスクを未然に防げるため、安心して運用できます。
ラルズネットの「AIらくらく物件コメント」を紹介
ラルズネットが提供する『ラルズマネージャー』には、「AIらくらく物件コメント」という便利な機能が搭載されています。この機能では、「立地」「設備」「価格」などのアピール項目をボタンで選ぶだけで、AIが物件コメントを自動生成できます。

さらに、「〇〇向けにやわらかい文体で」などの細かな指示を入力でき、ターゲットに応じたニュアンスの調整ができるのも特徴です。また、広告に使えない表現(NGワード)を自動で検知し、警告を表示してくれるため、安心して使える設計になっています。
ワンクリックで高品質な物件コメントを作成し、そこから人の手で微調整する運用にすれば、短時間で高い精度のコメント作成が可能です。毎日の業務をもっとスムーズにしたい方は、ぜひラルズマネージャーの『AIらくらく物件コメント機能』をチェックしてみてください。
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ラルズマネージャー|“時短“を追求した不動産システム
集客導線の作り方|スタッフ紹介コメント・メール・DM
物件コメントだけでなく、「誰が案内するか」や「どのような対応をしてくれるか」といった情報も、反響を左右します。ここでは、スタッフ紹介コメント・メール・DMといった「人の魅力」を伝える要素について、実用的な書き方をご紹介します。
スタッフ紹介コメントの構成と文字数(地域ネタの入れ方)
ポータルサイトや自社ページでよく見られるスタッフ紹介欄では、100〜400文字程度の紹介文が主流です。お客様に「この人なら安心できそう」と感じてもらえる内容にするには、以下のような構成が効果的です。
自己紹介(名前、業務歴)
対応エリアや得意分野
地域との関わり(地元ネタや趣味)
接客スタイルやお客様への一言
【書き方例】
はじめまして。〇〇不動産の佐藤です。
賃貸営業歴は10年、中央線沿線エリアを担当しています。
生まれも育ちもこの地域で、週末は娘と〇〇公園でサッカーをしています。
初めての一人暮らしや転勤先探しなど、不安なことも一緒に解決していきましょう!
「人柄が伝わるエピソード」を1つ入れるだけで、親近感がグッと高まります。
自己紹介文のコツ(信頼されるプロフィール)
自己紹介文は、「自分を売り込む場」ではなく、「信頼してもらう場」と考えましょう。過剰なアピールよりも、お客様と同じ目線で考えてくれる人という印象が大切です。書き方のポイントは、以下の3つです。
事実ベースの実績や経験を簡潔に書く
専門用語は使いすぎず、わかりやすく話すように書く
業務に対する姿勢や、お客様との関わり方を明示する
信頼されるには、事実+共感+継続的な対応が伝わる文章が効果的です。
口コミへの導線設計(プロフィール→物件→レビュー)
スタッフ紹介ページや物件詳細ページから、レビューや口コミページへの導線を用意することで、反響率を高められます。以下の3ステップで、導線設計をしましょう。
スタッフ紹介で人柄に興味を持ってもらう
物件ページで内見予約や問い合わせを促す
対応後にレビューを掲載 → 次のお客様の信頼につながる
たとえば、自己紹介文の最後に「〇〇エリアでお部屋探しをされたお客様の声はこちら」と記載してリンクを貼ると、ページの回遊性も高まります。
物件紹介メールテンプレ(件名/本文/CTA)
問い合わせが入ったあとに送る物件紹介メールは、「件名で惹きつけ」「本文で内容を伝え」「CTAで動いてもらう」という流れが重要です。
【テンプレート例】
<件名>【駅徒歩5分】〇〇エリアで人気の1LDK、空きが出ました!
<本文>
こんにちは、〇〇不動産の△△です。
本日は〇〇駅から徒歩5分、築浅の1LDKをご紹介します。
日当たり良好で、宅配ボックス付き。お一人暮らしにもおすすめです。
以下のリンクより、内見予約または詳細確認が可能です。
▼物件詳細を見る
https://xxxxx
気になる点があれば、お気軽にLINEやお電話でもご相談ください。
<CTA(行動を促す一文)>
→「この物件を見学したい」ボタンから、内見予約が可能です。
追客メール例文(初回返信・提案・検討中フォロー)
お問い合わせからしばらく返信がないお客様には、追客メール(フォローメール)を送ることで、再度アクションを促せます。
【シーン別の例文】
1.初回返信へのお礼と確認(1日後)
こんにちは、〇〇不動産の△△です。
お問い合わせいただいた件、ありがとうございます。
ご希望の条件に合いそうな物件を、いくつかご紹介可能です。
詳しいご希望条件をお聞かせいただけますと幸いです。
2.新しい物件提案(3日後)
その後、ご検討状況はいかがでしょうか?
本日、新たに条件に近い物件が空き予定となりましたのでご案内いたします。
内見も可能ですので、お気軽にご連絡ください。
3.検討中のお客様へのフォロー(7日後)
こんにちは。〇〇不動産の△△です。
先日ご紹介した物件の件、その後いかがでしょうか?
気になる点や不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
DM例文(ポスティング・郵送の短文化)
ポスティングや郵送用のDMでは、シンプルで印象に残る文面が効果的です。エリアやターゲットに応じて、フレーズを調整しましょう。
【文面例(ファミリー層向け)】
【〇〇小学校区内】子育てしやすい3LDK賃貸、空室出ました
・駅まで徒歩8分
・保育園・スーパーも徒歩圏内
・人気の南向き・角部屋
ぜひ一度ご覧ください!お問い合わせは〇〇不動産まで。
【文面例(単身・学生向け)】
【〇〇大学生専用】1K・家電付き・敷金礼金ゼロ
・ネット無料/オートロック完備
・内見予約受付中(残り2部屋)
DMは短くても、メリット→物件情報→CTAの流れを守ると反応率が上がります。
物件コメントで選ばれる物件にしよう
今回は、反響を生む物件コメントの書き方と、キャッチコピーの工夫について解説しました。「誰に・何が・どう良いか」を明確に伝えることで、読み手の想像をかき立て、内見や問い合わせにつなげられるでしょう。
とくに、抽象表現を数字で具体化したり、写真との連動を意識したコメント構成を実践することで、より強い訴求力を持たせることが可能です。デメリットへの配慮やNG表現のチェックも、信頼感を高めるうえで重要な視点となります。
ラルズネットの無料メルマガでは、こうした集客に直結する実践ノウハウや、現場で即使える資料・成功事例を毎週配信中です。物件紹介の精度を高めたい方は、ぜひメルマガ登録をご検討ください。
物件コメントのよくある質問
徒歩表記の端数・「徒歩0分」は本当にNG?
はい、NGです。不動産広告では、「80メートル=徒歩1分」として距離を換算し、端数は切り上げで表示するルールが定められています。そのため、たとえ駅が目の前にあっても、「徒歩0分」と記載することはできません。
必ず地図アプリなどで距離を確認し、適切に換算しましょう。
新築・築浅・リノベの表現基準は?
それぞれに明確な定義があります。
「築浅」や「リノベ」は主観的な印象を与えやすいため、コメント内で具体的な施工内容や築年数も合わせて書くと、信頼性が高まります。
比較表現や「人気」「限定」の根拠はどう示す?
比較表現(例:「当社が一番安い」「このエリアで唯一」)や、「人気」「限定」などの訴求には、客観的な根拠が必要です。根拠のない使用は、不当表示とみなされる可能性があります。
たとえば、「人気物件」と記載する場合には、以下の数値的な実績があるかどうかを、社内で確認しておく必要があります。
内見数が多い
問い合わせ件数が多い
成約スピードが早い
根拠をコメント内に記載できない場合は、「現在お問い合わせが増えています」といった表現に言い換えるのが安全です。